オールと帆でヨットを楽しみ、鍛える
ヨットをオールボートとして、しかもジブセールだけ付けて楽しむ・・・一般のヨットマンには全く無い楽しみ方だと思います。
上半身を鍛えるのに、オールを漕ぐほど効果あるスポーツはありません。
私も交通事故で背骨を痛めた際、リハビリに毎週ハーバーに来て漕いでました。
腹筋、背筋、インナーマッスルが強化されとても体にいいのです。全身運動です。
また私は、砂浜海岸線の浅瀬をゆくのが好きです。
時には、浜に上がり砂の上に座りボーっとしています。
でも、100%漕ぐだけというのは疲れます。
そこでこのbauer10にジブセールだけ付けてみました。
メインセールはブームとも付けません。ラダーも無しです。方向のコントロールはオールで行います。
これはなかなか面白い。
ジブだけなので、タックしょうがジャイブしょうがヒールすることはありません。コクピットにメインが無いので、広々、頭打つ心配もありません。ブームが返る反動もありません。
何よりメインがあるとラダーコントロールがシビアーに要求されるので気が抜けません。それも不要です。
デッドゾーン(切り上がれない)に入ればオールを漕げばいいのです。
ヨット初心者にも気楽に楽しめます、オールさえ漕げれば、、、
ただし、標準のアルミ製マストのままですと、オーバーヘッド感があります。
そこで、ジブだけを取り付けるためのマストを角材で自作しました。短く軽いです。
まるで少年の頃のような楽しみ方ができます。
親子で楽しんで欲しいです。奥さんも体の引き締め効果抜群ですよ。
そこから、競技ディンギーの世界に進むもよし、固定キール艇の世界に進むもよし、とにかく遊びから始めましょう。
ラダーが無いと、後ろの座席にもう一人
ゆったり乗れます。
ジブがメインセールのヨット
このようにジブ(セール)だけで走行するとまた違う次元の楽しみ方になります。
そこで、そういうヨットが無いか探してみました。
これは大きなジブがあるだけです。操船簡単そうです。ほぼセールオートリターンです。
もう一つ太平洋横断で有名な堀江兼一氏のミニマーメイド号です。
こういう、既成概念から外れた形があると面白いですね。
本来、遊びに既成概念なんて無いのです。