ディセーラー17 マスト短く楽しもう
マスト長すぎ、よって形状複雑・重すぎ
↓ 上部にベンドストラットが見える
→http://marine-s.net/yacht-fun/enjoy-daysailer17/mast-sale-specs/
で説明したように、ハーバーで見かけるDSはほとんどLセイル仕様です。これは本来上級者、レース仕様です。
DS17のマストは、このクラスのキール艇並みに太いのです。その分重い(推定20kg以上)。
可倒部からトップまで6.7mあります(ハル底面からだと7.7m)。サイドステー→スプレッダー→マスト取り付け位置から、トップまででも2m以上あるので、風圧による曲がり防止に小さいスプレッダーのようなベンドストラットが付いています(下画像参照)。
この長いマストに対応するために太いマストになりました。
これらが、本来機動性の高いDSに重たくのしかかります。
この状態だとラフった時、結構沈します。
沈したら、ベテラン3人いないと起こせません。
起こしても再走行するのは無理です(↓下記述)。
ベンドストラットもトップに要らぬ風圧受けるし邪魔です。5mにすると必要無くなります。
ラフ天でも沈しないためにマスト高は5mに留めておいた方がいい。1.6m短く
最初の写真のように マスト・ブーム、セイルを縮めたとしてセールパワーは体感で10~15%程度落ちる程度。操作性、帆走余裕性は楽~うになります。
またこのクラスヨットのマストなら、一人で引き抜いて簡単に外したいです。釣り船に使う場合はマスト外して船外機走行で行きたいです。
スナイプのマスト+アルファ程度のマストでいいです。
設計者のUffaFox(ウファ・フォックス:イギリス)は、考えがあってこのスペックにしたのでしょうが、私たちは自分の考えでやればいいんです。
ヨットにオールはピッタリ
470やスナイプ、シーホッパーなどレース艇にオール付けるなんて話はあり得ないでしょう。
また、1t以上あるキール艇にも少し無理な感じがします。
とは言え下動画では・・漕いでます。 ↓
25ft、1.5tのキールヨットCape Dory 25をオールで漕いでいる動画 エンジン無し、風とオールが動力 フリーダムだね。
引用→https://www.youtube.com/watch?v=6jGO8Z29H2c&ab_channel=HuubVlogs
17ft 0.2tのディセーラーなら超楽勝ですわ。
センターボード収納の上に自転車のサドルくらいの座を置けば、これまたちょうどいいのです。
オールは貸しボートで使うヤツより長いものが要ります。
自作しましょう。
オール使うメリットは
- 体力増強、結構走る
- 免許・船検いらない
- (エンジン)トラブルフリー
- ディンギーハーバで使える
コクピット床面は水面より高く(排水)
これは、製造段階でのマイナーチェンジが必要になります。
18ftシースケープ コクピット床は水面より上
この構造ですと沈しても起こせばすぐ排水されます。
オーバーヒールで水が流れ込んでも、頑張って立てなおせばそのまま排水→走行可能ですが
現状のディセーラー17ですと、ほぼ沈に向かいます。
↓ 赤線まで床面を上げる
DaySailer17はキャビン内居住は前提にされていません。
そうは言っても
- ゆっくり足伸ばして横になる広さはある
- センターボード格納はキャビン外だから内部広さはある
ならばいっそうあと8cmドッグハウスを高くして、キャビンの中であぐら座りできるスペースにして欲しい。