個人所有のヨットで日本最大を調べていたら、俳優の森繁久彌さんの73ft ふじやま丸というのが出てきました。
森繁さんはこの船を1964年に数億円かけて建造・・・したものの、すぐ西宮ハーバーのこけら落としに駆けつけて、台風に遭ってしまい防波堤に座礁したり(この辺の事情は「毎日夫人No.332」1987 に手記として掲載されています)
そもそも大きすぎて常泊できる民間ハーバーが無いとか、船として維持するには船長、航海士、機関士などを雇っておかないといけないとか、、、結局持て余して1978年8月陸に上げられて、遊園地に展示された後、解体処分されたようです。
本当に心労が絶えなかっただろうと推察します。
お金ある人の典型的行動で、あとさき考えずより大きな、よりデラックスなヨット・・という方向に行きます。
お金ない人は、自分にとってどうするのが一番楽しめるのか 真剣に考えるチャンスがあります。もちろん、大きなデラックスヨットを持つことがそうなら、頑張って働いてそれにチャレンジすればいいのです。
日本一周したい・・なら25ft～30ftでも十分でしょうし
磯・小島巡り・・・・・なら17ftのリフティングかセンターボード艇が最適です
ヨットの醍醐味は自然の中で、風に吹かれて思いっきり自由な気持ちになれることです。大きさやデラックスさは全く関係ありません。
逆に妙な心配ごととセットでは楽しめません。